その人の音楽

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STEREOSOUND No.156(2005.9.13) から

SESSIONS, LIVE! #03
「音は魂の乗り物なんだ」────坂田明/菅原正二

 

 

『音色の中にわれわれの全てが入っているんじゃないかと思うわけよ。』

 

『音色というのは人間そのものなんですよ』

 

『音色は音楽の説得力につながるから。

そして、説得力というのは、つまりは人格なわけよ』

 

『音にいかに「魂」を込めるか。魂が込められた音だから凄いわけだろ』

 

 

前回の記事で、EARのパラヴィチーニ氏を例に挙げて、機材製作者の雰囲気、しいては人間性のようなものは何かしら音に現れるものであったり、

また最終的な出口のスピーカーやヘッドホンが同じであったとしても、そこから出てくる音は人それぞれやはり異なるのであって、各ユーザーの思想に基づいた試行錯誤の過程を経て、その人の音が「いつの間にか」作り出されているものだと書きました。

rays.hatenablog.com

 

そうであれば、楽器を弾く演奏者においても、全く同じことが言えるでしょう。

その人の、生きてきた軌跡が、音に現れているのだと。

 

そうでなければ、人を感動させることなんて、できるはずがない。

同じアーティストの曲を、2万回も聴いて、全く飽きることもなく、また次の日、同じ時刻に再生ボタンを押そうと、そう思えるなんてことが。

 

 

過去のtweetは操作ミスで削除してしまった、とのことですが、

いつだったか、りみゆさんはこのようなことを書かれていたと思います。

 

「音楽活動しているのは、楽しいからでもなくて、生きるためでもなくて、死なないため」

 

あぁ、だから私は、この人の歌を聴いて、生きる力を貰えるんだ。

 

 

「死はいつも傍らに佇んでいる、『だから』とても安心して、生きようと思える。」