あれから、13年。

私は小学生の頃から、すでに「J-POP」に馴染めない捻くれ者であった。 

中学2年だったろうか。PCを所有して最初に聴いた音楽は、crankyのPositive 3rdであった。

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以降、BMSやdancing☆onigiri、音楽公開SNSmuzie」を通じて、TranceやEuroBeat、Technoにd'n'bといった音楽に系統していく。

特に、激しさの中に哀愁が感じられるものを好んだ。

www.muzie.ne.jp

「Ride Out!」「Digital Confession」「Straight Soul」「Another Heaven」

 

当時好きだった曲を、ジャンル分けせずに続けて貼っていこう。

 

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私はこの曲からI'veを知るという(

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時系列無視で大量になってしまった。これ以外にも山ほどあるのだが、また別の機会に(

近年では私も同人音楽CDを集めるようになったが、学生時代はBMSやdancing☆onigiriといった音ゲーmuzieや個人HPで公開された音源を聴くことがほとんどであった。

こういう環境で育ってきたので、邦楽アルバムが1枚3000円で売られているというのがまるで理解できないのである。

しかも、artistの取り分は1割にも満たないらしい。

同人ならアルバム一枚1000円、シングルであれば500円。

私の場合、好きなサークルでも新作をあまり追わずに初期・中期の作品ばかり重んじる傾向があるので、在庫がない場合は中古を探し求めることになる。そうなると、1枚200円、300円で買えてしまう。

本来CDなどそのぐらいの値段でいいのだ、というのは暴論であろうか。

 

同人出身の作家が、商業に進出して再度、同人の世界に戻ってくる光景を、近年よく目にする。

並行して活動するにしても、どこか「付き合い方」を考えているように読み取れる。

また、商業ラインには乗らなくても、普段は全く違う仕事をしていても、プロの力量を凌ぐ実力を持った人はいくらでもいる。

「健全な世界」だと思う。本来的な「artist」としての在り方。

 

さて、最近購入したCD、三澤秋「Stella Musica」であるが、creditを見て驚いた。

http://anraku.nothing.sh/akisora/stella/

作曲者にはonoken , naotyu- , Tsukasa , 大嶋啓之 , uchu-jin。

この中には、現在商業でも活躍する人もいる。

千葉直樹」と言えば、わかる人はいるのではないか。

きっと、creditに作曲者が記されていなくとも、私は曲を聴いて即座に気が付いたであろう。

皆、当時の面影が、ちゃんと残っていたのだから。

 

「まさか、あれから13年。一同に集結するなんて。」

(no title)

2016年6月に開設した当Blogは、6月の記事を見るとわかるように同人音楽について簡単な紹介を行っていたが、気が付けばその後はほとんどケーブルのreview、イベントレポートで費やしてしまった。

そのおかげで、だいぶ音は私の真に求める方向へ向かってきた。

起点となったのは、やはりHD800のケーブルをAnalysisPlusからAug-lineに変更したことであろう。

そこから、PAD AC TANTUS・zonotone NeoGrandio(プラグはジョデリカ無メッキに換装)さらにはインコネをWireworld Gold Eclipse 6 RCAへと、半年の間に音は様変わりし、「楽しめる音」になった。(SL-5000自体は非常に信頼のおけるケーブルであるが、やはり音楽的なエッセンスをもう一匙加えたかった)

 

春の時点では、DAC をアップグレードしてから、しばらくインターバルを置いてケーブルを変更する心つもりであったのだが、夏以降どうも誘惑に負けて気軽に買えるケーブルに手を付けてしまうことを繰り返した。

しかし、結果的にはこれが功を奏した。Intensoが本来持つ色彩と躍動感を完全に引き出すことで、確かにハイエンドDACの基本性能には劣るのだけど、「私だけの音世界」を構築することができ、結果的に満足する音が得られたのだ。

そしてそれは、ただDACのみをアップグレードしても決して得られないものであったように思う。ヘッドホン祭のUTOPIAの件でもそうだが、いくらDACとHPAだけ良くても、ケーブルその他セッティングがおざなりだと決して上手く鳴ってはくれないのである。

rays.hatenablog.com

 

2016年の総括は以上です。

今年度は、再び初心に戻って「音楽」に視点を移します。

だいぶmusic libraryも増えてきましたので。

簡単なfollowに留めますが、「こんな音楽があるんだ」ぐらいに感じてもらえればと。

昨年は東方が多かったですが、冬からはオリジナルを中心に集めています。

 

では、今年もよろしくお願いします。

 

P.S

 

WireWorld Gold Eclipse 6 RCA

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現行はSeries7です。絶縁材の変更ぐらいで、さほど大きな変革はしていないと思います。

定価20万→5万(しかも未使用品)で売られていたのでついつい飛びついてしまいました・・・

 

SAEC SL-5000を比較対象とします。

 

GEI6は低音ゆったりで量感多め。スピード感や音離れの良さはSL-5000の方に分があります。

高音の滑らかさ。これは今まで私が導入してきた物の中で一番の変化度合いです。

WireWorldはもっと派手な音と想像していましたが、子音を意識させてくるのはむしろSL-5000の方。

GEI6は中域の厚み、腹の底から絞り出してくる声が印象的。表現が豊かでカラフル。

導体は銀線ですが、線の細さは皆無でむしろ骨格がしっかりした印象です。

これと比較するとSL-5000はどうしても分析的に感じます。

 

基本性能に関してはGEI6の方が上ですが、価格差4倍ほどの開きはない。

現代の国産ケーブル、特にPCTripleCは優秀だと思います。

ただし、リスニングという「実用」では、やはり及ばないところがある。

J1 PROJECT 「RB175250」

www.audiounion.jp

元はスピーカースタンドの天板ですが、ナスペック側からバラ売りしてほしいと依頼されたようです。

これを、J1の電源BOX「PT2PDG」に使います。

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(カーテン邪魔・・・)

音質改善は、さほど期待してませんでしたが、意外や意外。これでもちゃんと効きます。

背景が一段と静かになりました。ボトムの沈みも、より深く。

同質素材で面が合わさっているので、相性も良いのでしょう。

SAEC AC 7000 (30cm) , ETP-850CU (2P) + ETP-320CU

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前回の記事と同じ方に作成して頂きました。

rays.hatenablog.com

壁コンに使います。

AC 7000 30cm ジョデリカ→RAS-14→PT2PDG

という構成になり、これまでのluxman JPA-15000が1.8mだったのでだいぶスペースがスッキリまとまりました。

 

音も、結構改善されています。エネルギー感が別物だし、高音のピークも穏やかに。

zonotone NeoGrandio5.5Hi + Jodelica ETP-850CU , ETP-320CU

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PAD AC TANTUSはDAC Northstar「Intenso」に配置転換しました。

Zonotone NeoGrandio(ジョデリカ)はDCHP-100に接続しています。


さて、今回導入の決め手は「ジョデリカ無メッキプラグへの換装」です。

標準のモールドプラグはリン青銅+ロジウムで、現状のシステムに対しさらに高域を強めることが予想されたので、ジョデリカに目を付けました。

 

接続直後は低域側のレンジが狭く、深く沈まないことに加え、vocal音像周辺のチラつきが気になりましたが、1週間鳴らしてみて実用上不満ないレベルのパフォーマンスを得られるところまで回復しています。

描く線が太くなり、中音の充実感には大変満足しておりvocalの艶、力感はzonotoneならでは。それでいてジョデリカ無メッキプラグがうまいこと過剰な刺激を抑えてくれます。

このケーブルとプラグの組み合わせは、名案ではないでしょうか。

 

ヤフオクでケーブルを購入する際は、フェイク品に細心の注意が必要です。

また、フェイク品と知らずに落札した方が、その後オクに再出品するなどの二次災害(?)も見られます。

この場合、過剰な画像の装飾がなくケーブルと部屋の背景という写真なので気が付きにくいのです。中には再出品する際にフェイクだと気づいたが黙秘しているケースもあるでしょう。

 

今回導入したケーブルの出品者様はもちろん100%安心安全でございます。

(ケーブルとプラグをバラで買うより安いので、まるで利益になっていないように思います。本当に趣味でやっているのだなと感心してしまいます)

 

システム全景をメールで「私から勝手に語り始めた」ところ、懇切丁寧なアドバイスを頂きました。壁コンからTAPまでのケーブルは、確かにJPA-15000では不足だとは薄々感じていましたので、今後の楽しみに取っておくことにします。

 

**

奥津電工「Air3-AL」との交換値引きにより差額2万円ほどで取引しましたが、諸事情で私のケーブルが出品されました。

オーディオを「理解」している方、なおかつ転売目的でない方の落札を望みます。

「音楽として、成立していますか?」

今回もフジヤエービック主催「HPFES2016 秋」に参加したので、聴いたヘッドホンのレビューを・・・しません(な

ヘッドホンについて触れはしますが焦点をそこ(だけ)には当てないという意味です。

 

常々思っていることですが、ヘッドホンそれだけではなく環境全体を把握して、「そこから」語り始めるべきなのです。

それが、近年充実してきた20万円以上のヘッドホンであれば尚更のこと。

 

事の発端は、UTOPIA / ELEARのために専用部屋を確保して、整理券配布の再入場時間まで指定する入念ぶりに対して、いざ入室して聴いた音が。。。

 

(ヘッドホンまでの)構成を振り返ります。視聴機は2セット用意されていました。

①アキュフューズ(おそらく)DP-950

 →Re Lief E1R

②musical fidelity(たぶん)M6scd

 →CHORD DAVE

 

どちらも個人的にはUTOPIAに対して十分すぎるグレードのものだと思います。

しかし、電源ケーブルが明らかにCDPの付属品(それ以下か?)です。

また、両システムともCDPはトランスポートのみとして用いていますので、インコネは接続されていませんが、デジタルケーブルが、これもほとんど注意を払われていないであろうものが繋がれていました。

 

今までの経験でこういう場合の音というのを知っています。

「高性能な酷い音」

今回、UTOPIAが相手だったことは何とも運が悪いというか。。。

そこらのモニター機とは比較にならないぐらいに、システム全体の粗を出してくるヘッドホンのようです。

元々イベント会場の電源環境というのは劣悪ですから、それを考慮しなければなりませんが、それでもあの音は・・・

 

まぁ、私も意地悪く鳴らしにくい音源を持ってきました。

アルトノイラント「春の海」です。

 

altneuland.net

音が大変暴れやすいのですが、家の環境ではようやく聴けるレベルまで到達しました。

このアルバム、しっかりと聴ける環境であれば本当に素晴らしいのです。

しかし、あのブースでは、全く聴けるものではありませんでした。

暴れる、鈍る、こもるの3拍子揃っています(

ちなみに②の環境では「こもり」はなかったです。

 

さて、HPFESは2日間の開催ですから、めげずに2日目も予約取って聴きました。

今度はpetaさんに私のアルトノイラントのCDを聴いてもらいます。私はpetaさん持ち込みと交換です。

 

10分の視聴時間を終えて、退室します。

「このアルバムって、音楽として成立していますか?」

petaさんにそう問われて、私は一瞬返答に詰まりました。

確かに独特な構成と展開で、ちぐはぐな印象を与える部分はあるのですが、私は決してそれだけではないと感じていました。

ただ、このアルバム、私以外に絶賛しているようなレビューって今までネット上には存在しなかったし、そもそも私は音楽的知識や基礎がわからない人間ですから、

「私だけだったのかな・・・」

と、一瞬よぎってしまったのです。

 

それでも諦めきれない私は、「春の海」をpetaさんに進呈します。

結果は、杞憂だったようです。アルトノイラントは、petaさんの環境ではきちんと音楽として成立し再生されて、しかも曲自体とても良いものだと感想頂きました。

一安心するとともに、私としても大変嬉しく思いました。

 

さらに数日後、petaさんがフジヤで予約されたUTOPIAが到着します。

その後のtweetの雰囲気から察すると、あのブースの音よりは良いけど完全にはまとまらないという感じでしょうか。

UTOPIAとは本当に「環境を映す鏡」のような存在なのかもしれません。

 

 

話をヘッドホン祭に戻します。

今回ですが、全体的に平均としてのレベルが上がってきているように思います。

また、ヘッドホンだけではなくシステム全体としてバランスが考慮されているところも増えてきた印象です。

色々聴いてはみたんですが、私は今回特に「ヘッドホンそれ自体の音」というのを意識せずに、

「音楽的に成立しているか」

「色彩感が備わっているか」

この2つに視点を置いて聴いてみることにしました。

 

傾向として、たとえDACやHPAに50万、100万越えの高級機を用いなくても、ケーブルに少し奢ってやっている(定価5万程度のミドルクラス~)ところは、音楽としてひとつのまとまりがあり、世界観がしっかり存在していました。

そういったブースが、ここ何回か着実に増えているように思います。

(平均レベルの向上というのもこれに起因しています)

逆に、前述のFOCAL(代理店のロッキー?)ブースでのUTOPIAのような、機器はハイエンドでもケーブルがチープという場合、ボトルネック要素が増幅されて、音の繋がりがちぐはぐで喧しく、しかも変にろ過されたような脱色済みの音になっていて、1曲を最後まで聴いていられない音になっていました。

 

正直に言って、あのようにUTOPIAを看板のようにチラシに出しておいて、聴かせる音がアレでは、すでにオーディオをある程度やってきた人間にとってはまるでデモになっていません。

「イベントでは音の雰囲気だけ感じ取るもの」とわきまえていても、です。

人によっては「ヘッドホンに50万出してこれか」って思われることもあるでしょう。